とち、ぶな、けやき、さくらなどの木を伐り、轆轤（ろくろ）を用いてお椀やお盆などの素地を作りだす轆轤木地師。

今から1100年以上昔、平安時代に文徳天皇の第一子である惟喬親王が、現在の東近江市君ヶ畑の土地の人々に轆轤の使い方を指導したことから、滋賀県が轆轤木地師の発祥地とされています。

その伝統を守り技術を磨き、長きにわたって継承されてきた滋賀の自然と木々を活かした物造りをぜひお手元でお確かめください。

素材となる木は毎年の台風や雪害に耐え、周囲の木と競合し成長していきます。
その長い年月をかけてできた美しい木目や珍しい木目に遭遇します。
木地師は自然から与えられた木を材料にその木のもつ美しさを最大限に活かし、大木となった木への畏敬の念を忘れず、木を削っています。

できあがった製品は使い込むほどに木のもつ温もりや味がでてきて、人の心に安らぎを与えてくれます。

長年培った伝統技術の中で、お客様にお求めやすく、遊び心のある工芸品をと考案したのが独楽（こま）でした。さくらやケヤキなどの木の性質に合わせ轆轤を挽き、独楽の持ち手が丸い物や
楕円形、ひょうたんの形といろいろあり、独楽本体も表と裏の形にも工夫をこらしています。

その形に合わせ、あざやかな色合いになるようひらめきと直感で絵付けをしています。
カラフルな色合いを施した独楽は、ひとつとして同じ物がありません。

今回ご紹介させていただくのは、７つあるサイズのうち、50mmサイズのものになります。

サイズ：直径50mm高さ75mm
素材：木地は地元の桜材を使用

※お買い求めの際にはメインカラー(下地の色)をお選び下さい。
※本商品は受注生産商品の為、お届けまでに約2週間お時間をいただきます。
※本商品はギフト包装・のし対応不可です※